陰部も痒みにおそわれるアトピー

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中学生からアトピー

onaka
アトピーは今すごく患者さんが増えていると聞きます。わたしの周りでも何人かいますし、子供達が、アトピーで肌が痒い症状を訴えているのテレビや雑誌で、たくさん見ています。明らかに私が子供のころよりも患者が増えている藻を感じています。

私もアトピーに悩まされるようになって、中学からなので大人アトピーですが、はや20年になります。アトピーは、薬をもらって、飲んで、塗って治りました。といことで終わりの病気ではありません。一度治っても、またなにかがきっかけで再発してしまう。治りそうでまたひどくなってしまったり、の繰り返しです。

完治がなかなか難しい病気なので、ひどくならないように治療をつづけていこうという心持が大事なのだと思います。という私ですが、以前は完全に治したい!と考えていたので、塗っていたステロイドの薬を止めてしまったり、飲んでいた薬も、症状が出なくなったら、やめたり、健康食品に手を出したり、薬以外の化粧品で、アトピーを直そうとしたり、いろいろとやっていました。

そして、本当にひどい症状になってしまったりしました。体中が痒くなり、初めは指、その後腕、足、首、陰部、頭、全て痒くなったり、痒みがひどくて眠れなくなったりもしました。私は中学校からのアトピーなので、なぜアトピーになったかを考えていると、ほんとは猫アレルギーなのに、猫を飼い続けてしまったことや、甘い食べ物が大好きなことや、かにアレルギーなのに、知らずによくカニを食べていたことなど、アレルギーがひどくなることをたくさんしていました。

生理とアトピー

生理が始まったくらいから、体調の変化があり、体質も変わったような気がします。生理になり、つらい生理痛や、生理になる1週間前くらいから、体がだるく感じたり、食欲が止まらなくなったり、肌が敏感になるのをかんじるようになりました。生理の時には、肌の痒みは、結構ひどく、とくに陰部の痒みにはよく悩まされました。

陰部は生理用のナプキンをつけているので、むれて、湿った状態がつづいたりすると、もともとアトピーで肌がもろくなっているのにも関わらず、その湿気が刺激になって、陰部が痒みにおそわれることがありました。また臭いも、生理だけではなく、肌をひっかいてしまうので、その掻き傷の血の臭いも混じってしまうので、精神的にはかなりのストレスになってしまいます。

生理の時は、アトピーがひどくなるのは、女性のアトピー患者さんではほんとによくあることではないでしょうか。布ナプキンに抱えてみる人もいるくらいです。またほんとうに生理が重くなる、始まって2日目や、3日目以外の、少しの量だけ出るとき時には、ナプキンではなく、使いすてにしてもいいくらいの、下着をつけて、汚れたら捨てるようにしたりもしていました。

ナプキンの化学の繊維、ビニールの感覚が肌にストレスになるので、やはり綿のほうが、肌には優しいと言うこともあり、そのように使い分けをすることもありました。生理の時のアトピーが一番ひどくなる部分は、実は陰部だと言うことです。陰部は、普通の肌よりもデリケートに、皮膚の厚みもかなり薄くできています、なので、濡れたり、擦れたりすると、傷になってしまうことがほんとに多いのです。

なので気を使ってお手入する必要があります。洗い方も気を使って、陰部だけは、ボディソープではなく、洗浄力の優しい石鹸や、専用の洗剤を使って、肌に刺激のないように優しく洗い上げることも意識している女性はいます。

雑誌や、テレビでたまに、陰部専用の洗剤を見ることがあります。これも肌がナイーブな人が増えたからなのかなと感じます。そしてナイーブなのが、拍車がかかるとアトピーになるほど、肌を痛めてしまうわけです。ほんとに現代人の肌はいたわってあげないと、環境も、食事も、いろいろな面で、肌にかなりのストレスがかかる世の中になっています。

陰部アトピー

アトピーだと、症状が出やすい部分の一つとして「陰部」が挙げられます。ひじの内側やひざ裏などと違って太陽光にあまり当たらず、ジュクジュクした湿疹が出やすい部分でもあります。ステロイド剤などを塗った上からガーゼや包帯を巻きたくても、おトイレの問題からそういった処置がしにくい場所ですよね。

陰部のアトピー性皮膚炎は皮膚バリア機能が低くなって起きて、これが低下してカンジタ症を併発することも。陰部にアトピー性皮膚炎とカンジタ症を同時発症すれば、ステロイドの使い方がむずかしくこうしたときは皮膚科を早く受診してください。

外陰部がアトピー性皮膚炎になれば、かゆいはず。生理中、寝る時かゆみをつよく感じたりしますが、かゆいと言って陰部をかくと症状が悪化。

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ひどくなれば陰部の皮膚がボロボロ落ち下着についたり。外陰部がかゆければ風呂から出れば皮膚科でもらった薬を塗ったらすぐ保湿クリームを塗り、生理ちゅう布ナプキンを使い、かゆみがひどければしばらくセックスを控えましょう。下着は飾り気がない綿素材を選び、締め付けるガードルは履かないように。

陰部のアトピー性皮膚炎がひどければ、皮膚抵抗力が低くなっていて、体がつかれてることも原因。バランスのいい食事を取って、睡眠もしっかりと。このかゆみと早くおさらばのためケアをしっかりしましょう。

陰部にアトピーと、驚かれる方もおおいですが、よく考えてみると陰部も皮膚です。なって、当たり前というか、なる可能性はあるんですね。

原因は、セックスの摩擦・精液、膣液の刺激・生理中のナプキン・下着、ボディーソープがあわない、などです。症状は、痒み・乾燥・熱をもつ、といったものです。

アトピーが手足や胴体にできた場合、肌は乾燥して、バリア機能は低下します。陰部にできたアトピーも同様に、バリア機能は低下します。それによって、カンジタ症を併発してしまう恐れがあります。カンジタ症を併発すると、ステロイドの使用が難しいので、はやめに皮膚科に行くのが賢明です。

ですが、恥部に感じる異常をたとえ医者にでも、告げるのは恥ずかしいものです。そして皮膚科で見せるのがはずかしければ女医さんを選びましょう。

勝手に薬を付けない

だからと言って、普段つかっているステロイドを陰部に安易にぬるのは、絶対にやめてください。ステロイドの強さには、ランクがあって、陰部につかえるのは、弱いものだけです。安易な使用は、薬害をおこす恐れがあります。恥ずかしいけど、羞恥に耐えながら、皮膚科で正直に話すことは、後々のことを考えると大切です。

痒いからと言って、掻くことも絶対にしてはいけません。皮膚がはがれて落ちてしまうだけではなく、体液が出てくるなど、症状が悪化してしまうのです。対処としては、お風呂からあがってきて処方薬を塗り保湿ケアをする、それ以外にも、下着はシンプルな綿100%の物にかえる・タオルをあてて冷やす・しめつけるガードルやジーンズははかない・セックスはひかえるなどです。

恥ずかしいからと言って、自己判断で外部医薬品やステロイドを塗ってしまうのは、症状をより深刻化させてしまう恐れがあります。顔の瞼よりも、陰部のほうが、皮膚が薄く、デリケートな肌です。しかも、粘膜がちかくにあり、よけいに刺激に弱い器官なのです。

そうすると、保湿ケアのクリームなどもより、低刺激で安全な物を選ばなくてはいけません。顔に使っているから大丈夫、と使用して、異常をきたすこともあります。

紫外線療法

また、ステロイド剤の治療と並行して陰部の湿疹にも活用できるのが紫外線療法です。紫外線と聞くと日に焼けるのではないかという心配もありますが、この治療で使う紫外線は日焼けを起こす紫外線ではないので安心です。日焼けマシンのように全裸になって入るので、陰部の湿疹にも効果が期待できます。

この治療も個人病院では設備がない場合があるので、気になる場合は医科大学病院や総合病院などの大きな病院を紹介してもらうのも方法かと思います。

この治療を経験した人は「こんがり焼肉にでもなった気分」という意見も聞きますが、実際は肌が乾燥することも日焼けもすることもなく、「湿疹を焼く」というイメージです。

小さなお子さんでは難しいかと思いますが、小学生くらいになってくると、保湿剤を持たせて学校の休み時間などに塗るようにできるので、「自分でやってみる」というのもいいかもしれません。

アトピーは一生のお付き合いですから、うまくお付き合いしてかゆみのない生活が送れるよう、小さいうちからがんばりましょう!

そして陰部のアトピー性皮膚炎がひどいと、皮膚の抵抗力がとにかく低くなっているので、身体が疲れていることも原因にもなります。三食バランス良く食事をとり、睡眠もしっかりとって疲労を残さないようにしましょう。陰部のアトピー性皮膚炎は人に相談しにくく、病院も受診しずらいと思います。ですが、症状が悪化するともっとつらくなるので、是非恥ずかしがらず相談することをおすすめします。アトピー性皮膚炎は治らないと言われていますが、緩和させる方法は沢山ありますので、しっかりと向き合ってケアを行なっていきましょう。
<この記事はアトピーの方の体験談です>
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