アトピー性皮膚炎の人にとって、コーヒーは飲まない方がいいの?
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コーヒーに含まれるカフェインは、アトピー性皮膚炎の人にとって、有益なものではありません。カフェインは、交感神経を刺激して、自律神経のバランスを狂わせる心配があります。利尿作用が強いことも、アトピーの人にとってはあまりよくありません。尿といっしょに、アトピーの改善に必要な栄養素が体外に排出されてしまうからです。
さらに言うなら、コーヒーにふくまれている脂質が、時間とともに酸化して、時間のたったコーヒーを飲むことは、体を酸化させることになります。飲んだ瞬間に、体が痒くなってしまうこともあるので、やはり、コーヒーの飲料は進めないというのが、一般的だとおもいます
。
ですが、コーヒーのあの香ばしい香りとこくのある味に、虜になっている人も少なくないとおもいます。コーヒーに含まれる成分が、すべてアトピーの人に悪いのかというと、そういうわけではありません。
ポリフェノールは有効
アトピー性皮膚炎にとって、ポリフェノールは、炎症の回復を高めてくれますし、抗菌作用、抗ウイルス作用によって皮膚の上の常在菌を減らしてくれます。抗酸化作用もあり、体の酸化を防ぐ役割もあります。
アトピー性皮膚炎の人にとって、ポリフェノールは積極的に摂取したい栄養素の一つでもあります。 ポリフェノールときくと、赤ワインを想像する人は多いとおもいますが、コーヒーにも赤ワインと同等くらいのポリフェノールがふくまれています。
有害な成分も多いのですが、有益な成分もあり、コーヒーを飲みたい人にとっては、悩ましい話だと思います。大量摂取は健康な人でも、体調に異変をきたすので、NGですが、飲み方やその時々の体調を考慮してなら、少しぐらい飲むことは可能だとおもいます。
コーヒー豆が酸化しにくいように、挽きたての豆を使い、なるべく早く飲むという方法なら、調子のいい時に、一杯は飲めそうです。缶コーヒーなどの製造から時間のたっているコーヒーはあまりよくありません。
ですが、博打をふむような飲み方はしたくないですよね。せっかく、飲むのだから、不安なく飲みたいと思うのが心情です。 ノンカフェインコーヒーというのが、スーパーなど、手軽に手に入る場所で販売されています。ノンカフェインコーヒーなら、一番問題視されるカフェインがはいっていないので、まだ、安心して飲めるのではないでしょうか。
いくら、ノンカフェインコーヒーだからといって、砂糖をいれてしまうことは良くありません。糖質は、アトピー性皮膚炎の改善に大切な副腎に負担をかけてしまいます。副腎のダメージは、症状の改善を妨げるだけではなく、ストレスに弱い体になってしまいます。
コーヒーをなんとか飲みたいと思うなら、ノンカフェインのコーヒーを無糖で、ブラックコーヒーとして飲むこと、酸化しないように開封後はできるだけ早く飲むことを心がけてください。
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