アトピーと黄砂
〈注目記事〉アトピー肌用の入浴剤を実際に試した感想。実際どうなの?黄砂に注意
黄砂の多い季節になると、アトピーは一気に悪化します。黄砂は春先に多く、中国のほうから飛んできます。黄砂の中には、体に有害な物質が含まれています。黄色くて細かい砂のように見えますが、化学汚染物質や鉱物あるいは金属などが含まれています。この様々な有害な物質にアレルギー反応を起こして、アトピーが悪化するのです。
黄砂は見える
黄砂は、とても細かなものです。たくさん集まることで目に見える大きさになり、注意することが可能です。晴天のはずなのに、空が白くかすんで見える時があります。見ているだけでも変な天気です。これは黄砂が飛んでいるためです。また、外に出している物干しざおや車を見ると、うっすらと何か積もっていることがあります。有害な物質が含まれているものなので気を付けて取り扱わなければなりません。
黄砂の日はどうする?
黄砂が多い日には、外出を避けます。どうしても外出しなければならないときには、マスクをして出かけます。また、肌にも黄砂が当たらないように長袖を着たり、首のある洋服を選びます。
マスクをする理由は、体の中に黄砂を入れないようにするためです。アトピー体質の方は、皮膚だけでなく鼻やのどもアレルギー反応を起こします。口や鼻から入ってしまうと、体の内側からもアトピーを悪化させてしまいます。アトピーを悪化させないためには、体の内側と外側の両方を黄砂から守らなければなりません。
洗濯物は家の中に干す
黄砂の多い日には、洗濯物は家の中に干します。家の中に湿気が多く、乾きにくい時には扇風機で風を当てたり、エアコンの除湿機能を使うと、早く乾きます。外に干してしまうと、黄砂が洋服についてしまいます。黄砂のついた洋服を着ることで、アトピーに黄砂が触れたり、呼吸をする事で黄砂が体の中に入ってきます。
黄砂の少ない日には、外に干しても大丈夫です。注意する点は、物干しざおの黄砂をしっかりと拭き取ったり、干す時間を短くしたり、洗濯物を取り込むときには洋服についた黄砂を払い落とします。家の中に、できるだけ黄砂を持ち込まないことが、重要になります。花粉と同じ考え方です。
黄砂の多い日には換気をしない
換気をすることが大切といっても、黄砂の多い日には換気をすると家の中に黄砂が入ってきます。空気清浄機を使ったり、加湿器を使って湿度を保ちのどや鼻に潤いを与えます。加湿器の水は、水道水よりも湯冷ましやミネラルウォーターを用いた方が体に優しいです。また、次亜塩素酸を希釈して加えると除菌効果があります。
黄砂はアトピーを悪化させる物質が含まれています。しかし、大気中に飛んでいるために避けることはできません。掃除をこまめにしたり、黄砂の多い日は室内で過ごすなどの工夫が必要です。体調管理を整えると、黄砂とうまく付き合うことができます。
黄砂でアトピー悪化
ちなみになぜ黄砂がアトピーを悪化させるかと言うと、色々な説はあります。黄砂の中に含まれるケイ素と呼ばれる物に体が反応してしまい、痒みなどが生じるという説もあるのです。
そうかと思えば、デトックスなどの説もクローズアップされています。そもそも黄砂などは、春以外のシーズンには到来しない傾向があります。つまり一部の方々にとっては、それは異物扱いになる訳です。当然そういう物は、体内から身体の外に排出されるようになります。それで肌の表面が荒れてしまうという説もあるのです。
このような様々な説はありますが、いずれにしてもアトピーが黄砂によって悪くなってしまう状況は、大いにある訳です。したがって春の時期に痒みがきつい時などは、黄砂対策がポイントになってくるでしょう。
黄砂対策にマスク
で
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