小さい頃からアトピーで現在38歳まで続いています。色素沈殿はひどいものです。

〈注目記事〉アトピー肌用の入浴剤を実際に試した感想。実際どうなの?

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3歳からアトピーでした

物心ついたころからなので、3歳くらいでしょうか?母が言うには、下着のパンツのゴムと肌がこすれたためにかぶれたのがきっかけだそうです。その時は、近くに皮膚科の専門医はなく、小児科で診てもらったそうです。塗り薬はあったかどうか不明ですが、私の記憶では紫色?の電気を何分か当てられていたのを覚えています。

そこから保育園の間ずっとおしりと太ももの付け根の部分がかゆくて、親が撮ってくれた小さい頃のビデオを見返してみても、いつもその部分を触っては注意されていました。小学校に上がり、ひじの内側やひざの裏側などにもかゆみが広がり、いつも血まみれという程ではないですが、常にかさぶたが皮膚に数個ついている状態ではありました。

でもまだ年齢的に気にする事は無く、友だちに何か言われるわけでもなく過ごしていました。ですが、高学年になって生理が始まったころ、急にアトピーがひどくなり、あせもからアトピーに変わる事がしばしば。辛かった思い出は、お腹のウエスト部分にできたあせもが出来、夜の間中掻きむしり次の日に友達と行った海水浴で大やけどのようになっており、塩水が付いた途端叫んでしまったことです。あの時の痛みは今でも思い出せる程のものでした。

それからというもの、常にちらほら出ていたアトピーですが生理前になるとあらゆるところがかゆくなり、朝起きるとシーツに血が付いている状態が続きました。ひどいときにはかさぶたまで集められるくらいシーツに落ちていて、自分でも気持ち悪かったのを覚えています。

色素沈殿の始まり

その頃は気づいていないというか、気にしていなかったのでしょうが、ずっと掻きむしり続けたのが原因で色素沈殿が始まっていたと思います。大人になって、街へ出てちゃんとした皮膚科に行って初めて教えてもらいましたが、かき壊しを繰り返す事による色素沈殿ではないか?と。

きちんとした知識が無かったために中学生くらいの私は、よくアトピー症状が出ていた箇所が、ひじの内側、ひざの裏側、脇の後ろ、股の部分などが黒ずんできていたのです。もっと気にすればよかったのかもしれません。ちゃんとした皮膚科を紹介してもらって、ちゃんとした薬と治し方を教えてもらえれば良かったのですが…親も、あまり目につかない箇所だったせいか気づいてないような感じでした。ただ、ポリポリ掻いていたことにはしょっちゅう注意は受けていましたが。

そして、高校生になり背中の方にまで症状が出る事がありましたが酷くなったというほどではなく、現状維持だったと思います。でもやっぱり生理が近づいてくるとかゆくなったりしていました。その頃からだったと思います。部屋の掃除をする度に、首辺りが強烈に痒くなりはじめました。

もう濡れタオルで拭いたりするくらいではどうにもならず、毎回掃除のあとはシャワーを浴びないと死にそうなくらい痒くて、血が出るまで掻きむしりました。母に言うと、きっと汗をかいたせいで痒くなったのよ、と。それにしても毎回毎回(とはいっても高校生でしかも掃除好きな方ではなかったので、2、3週間に1度のペースでしか掃除していませんでしたが)痒くてもう掃除するのが嫌になる程でした。

留学するとアトピーが完治?

そして、高校2年生のときです。オーストラリアへ1年間留学する事になったのですが、アトピーの症状を心配した母はいつも使っていた、値段の張るしっとりとした低刺激の下着を用意してくれました。そしていざオーストラリアへ行くと、なんとアトピーの症状が一切出なくなったのです。なんだったのでしょう?後々言われたのが、水が良かったんじゃないか?空気が私の体に合ったんじゃないか?などでしたが、実際には原因は分かっていません。

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1年後日本に帰ってからはまたアトピーは戻ってきました。大人になり、少し落ちついた症状を維持したまま大学で一人暮らし。見えない所は常にガサガサ肌でしたが、露出した服を着たい年頃でしたので、夏はなるべく意識を高めて掻かないように心がけていました。そのおかげか?だいぶ症状が落ち着いて、生理の前にほんの少し出るくらいまでになっていました。

アトピーが最もひどくなったのは妊娠初期でした

私の人生で一番アトピー症状が酷かったのが、妊娠期でした。2人子供がいるのですが、一人目は妊娠5が月ころからだんだんと酷くなり、産まれてもしばらく痒い状態。夏の出産だったので、授乳で汗をかけばそれをきっかけにかゆみが広がり、もう赤ちゃんを抱いたままどこかしらを掻いている、ここがおさまればこっちというように、痒い所がどんどん変わって移っていき、もう赤ちゃんを抱いてない手は常にどこかを掻いている状態。

精神的にも疲れていました。皮膚科を変えてみようかなと思ったのもそのころで、以前顔にも結構出ていた為に、出産を機に良い機会かもと皮膚科を変えてみることにしました。

そこで、初めて血液検査をすすめられたのです。私の症状といつごろからのアトピーなのかと言う問診の段階で、先生はもうてっきり血液検査はしているものだと思っていたとおっしゃっていました。私も、そういえば血液検査なんて勧められた事も無ければ、アトピーに必要なものとも知りませんでした。

アレルギー検査で判明

そしてアレルギー検査を初めて受けることに。ものすごい数値で『ハウスダスト/ダニ』の項目が反応していました。あ!!やっと分かりました。掃除していたときのあの強烈なかゆみは、ハウスダストとダニのせいだったんだ!やっと、本当にやっと解明された。という気持ちでした。

なぜもっと早く血液検査を受けて対策をしなかったんだろうと後悔しました。妊娠期の症状はホルモンの関係なので、どうしようもないことも多いけど、通常の生活では防げたことがたくさんあったんじゃないかと。それでも、調べてもらって分かっただけ、この時点分かって良かったと思う事にし、それからは掃除の時はなるべく肌を隠す服装にし、どんちらにしてもシャワーを浴びることを徹底してすごしました。

そして二人目の妊娠期、それはそれは酷い症状でした。ストレスも最高潮でしたし、疲れもピーク、そして掃除もあまり出来ていなかったのでハウスダストにも反応していたのかもしれません。体中が痒く、がっさがさ。シーツは毎日血まみれでかさぶただらけ。

ですが結局は産まれて、症状は落ち着いたので、ホッとしましたが。それから今現在に至ります。
今はだいぶ落ち着いてはいますが、やはり色素沈殿はあるし生理前には少し症状が出るアトピーライフではあります。
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