アトピーの症状を悪化させる砂糖は取り過ぎ注意
〈注目記事〉アトピー肌用の入浴剤を実際に試した感想。実際どうなの?疲れているときは甘いものが食べたくなります。ですが、甘いもの特に砂糖の取り過ぎには注意しなければなりません。アトピーの症状で悩んでいるようでしたら、砂糖の摂取量に気を付けてください。
砂糖でアトピー悪化
さまざまな料理や食品で使われている砂糖ですが、砂糖などに含まれている糖分を摂りすぎてしまうと、アトピーの悪化につながることが分かっているそうです。チョコレートの食べ過ぎでアトピーが出るというのも信じられます。
実際に甘いものを大量に食べる生活をしていて、アトピーが酷くなっていた人もいるようです。ストレスや疲れの溜め込みがアトピーの悪化につながりますが、糖分の摂りすぎも悪化につながります。
砂糖などから糖分を必要以上に摂ってしまうと、糖分の吸収率が高い腸が糖分を多量に吸収するため、腸が必要以上に働いてしまいます。その結果、腸の状態が悪くなり、タンパク質の消化が悪くなります。
こうなると、アレルゲンが消化されることなく、体内に残り、アレルゲンを元にしてアトピーを発症する原因になってしまいます。さらに、糖分は腸内にある菌であるカンジタ菌の栄養になってしまいます。
本来であれば、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌がカンジタ菌の繁殖を抑えてくれるのですが、アトピー患者カンジタ菌が異常に繁殖しています。そのアトピー患者が糖分を必要以上に摂ってしまうと、カンジタ菌に栄養を与え、さらなる繁殖のもとになってしまいます。
ミネラルを摂る
このようにして腸の状態が悪くなり、アトピーの悪化の原因になってしまいます。糖分は腸のほかにも副腎という臓器にも悪影響を与えてしまいます。副腎はホルモンやインスリンを生成しているのですが、それに加えて糖分をエネルギーに変える仕事もしています。
そのため、糖分を多量に摂ってしまうと、副腎の働きが糖分をエネルギーに変えることに集中してしまい、他の働きが妨げられ、免疫機能が低下してしまいます。当然、免疫機能が低下すれば、体調に影響が出てきて、アトピーの悪化の原因になります。
糖分の変換には、インスリンやミネラル、ビタミンを使っています。ミネラルやビタミンは、肌の補修にも使われています。多量の糖分が変換されると、ミネラルやビタミンが使われ、傷ついた肌を補修するためのミネラル、ビタミンが足りなくなってしまい、アトピーによる肌の傷も治すことができなくなってしまいます。
ミネラルやビタミンはサプリメントなどでも簡単に摂ることができるので、アトピー患者の人は補給をするのもいいと思います。アトピーは短期間で治せるものではないので、少しずつ治していくためにも砂糖などによる糖分の摂りすぎには注意しましょう。体調の管理もとても重要なので、普段の生活を見直してみるといいかもしれません。
砂糖アレルギーとアトピー性皮膚炎
普段の食事の中にも、おやつにも含まれている砂糖。特に意識していなくても普段から砂糖を口に入れています。
日常生活に当たり前のように溶け込んでいる砂糖ですが、アレルギーがある人には厄介な成分です。できればアレルギーがある人は、蜂蜜やみりん、三温糖などを使用して、他の調味料から摂取しましょう。
砂糖の過剰摂取を避けるべきです。砂糖を過剰に摂取すると腸内環境が悪くなります。 でも、食品に含まれている砂糖は目に見えない事もあり、どの程度摂取しているのか分かりにくいもの。ですから成分表示表を見てみるといいでしょう。
思っている以上に砂糖が入っているのでびっくりするかもしれません。中でも清涼飲料水や缶飲料は砂糖がたくさん入っている事が多いです。これでは腸内細菌のバランズが崩れて、悪玉菌が増えてしまいます。これはアトピー性皮膚炎を引き起こす原因と考えられています。
何気なく口に運んでいるものがアトピー体質に近づけている可能性があるのです。また砂糖は食物繊維もビタミンも含まれていないので、砂糖を摂取するほどに大切なミネラルが糖質を分解する事に利用されて、必要な時に必要なミネラルを補う事が出来ません。その結果、体内でミネラルが不足してしまいます。この事はアトピー性皮膚炎と深い関りがあると考えらています。
砂糖アレルギーの検査の仕方
体内の状態がよく分かる血液検査をします。砂糖アレルギーが分かるだけではなくて、いろいろな病気や症状に対しても実施されます。
医療機関によりその日のうちに結果が分かる所と、結果が出てから再度来院する所があります。主治医と今後どのように生活していけばいいのか話し合いましょう。あと、砂糖摂取量を自分で計っておくと、医師と話し合いする時にも、そのデータが役立ちます。自分で料理する時には計量スプーンを使うとどれくらい使用したか把握できます。
また成分表示を見て調べたりします。また、アレルギー検査は普通は病院でするものですが、今ではフードアレルギーの検査キットが販売されているので、自分で購入して調べる事ができるようになっています。病院に行くと待ち時間もあるし、病院が遠くにある人には面倒も多いもの。そんな人は検査キッドを購入してもいいかもしれません。
砂糖アレルギーは他の食物アレルギーと同じように完治するにはなかなか大変です。しかし、食事や生活態度の改善により、砂糖アレルギーとかかわりの深いアトピー性皮膚炎の症状も良くなってくる事でしょう。砂糖は日常の生活の中に溶け込んでいます。そして時にそれは目に見えません。それだけに砂糖の取り過ぎには気を付けましょう。
まとめ
砂糖でアトピー悪化
ミネラルを摂る
砂糖アレルギーとアトピー性皮膚炎
砂糖アレルギーの検査の仕方
砂糖の取り過ぎはアトピーだけでなく、肥満になったり、その他の病気にもなってしまう可能性があるので、取り過ぎには注意していものです。
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