かゆい時は冷やす
アトピーはとてもかゆいものですが、かいてしまうと肌が荒れて余計症状が悪化します。悪化するのが分かっていても、かかずにはいられないほど、かゆいものです。
そこでかゆい時の対処方法をご紹介いたします。まずは冷やすことです。冷やすことでかゆみが軽減されます。保冷材を薄いタオルや布でくるみ、かゆいところに当てておくとかゆみが軽減されます。
かゆみがどうしても我慢できない時は、やむを得ずかいてしまうこともあると思いますが、爪を立てないように軽くかくようにしてください。そのために爪はいつも長くならないように気を付けて、短く切っておいてください。
痒みをおさえるのは、冷やすのが一番の対処法ですが、他の方法では、かゆいことから意識を他のことに向けるとかゆみを忘れられます。楽しいことや、集中できることなどをすれば、かゆみを忘れられます。子供だったら楽しい遊びをしたり、大人だったら趣味など楽しいことをするようにしてみてください。
特に寝ている間は無意識に爪を立てて強くかいてしまい、朝起きたら、肌が荒れてしまい、布団が血だらけになっていたなんてことにならないように、爪を短く切っておいてください。
そして寝ておる間に爪を立ててかかないように、手袋をして寝ると強く爪を立ててかかないようになるので、試してみて下さい。また、特に、布団に入って寝るまでの間に、体が温まり、かゆくなってしまうことがあるので、布団に入ったらすぐに寝られるようにしたいものですが、そのためには、昼間の間に適度な運動をしておくと、体が疲れているために、布団に入ったらすぐに寝ることができます。
運動の後には・・・
運動するときに気を付けることは、汗をかいたらなるべく早くシャワーをあびて洗い流してください。シャワーが浴びられない時は、水で濡らした柔らかいタオルで体を拭き、汗をよくふき取ってください。
シャワーを浴びるときに気を付けることは、ナイロン製のタオルで、強くゴシゴシ体を洗われないように気を付けて下さい。強くこすってしまうと肌を傷つけて症状を悪化させてしまうので、軟らかいもので軽く洗うか、石鹸を泡立ててやさしく手で洗うようにしてください。
また使う石鹸も刺激の少ないものを使用するようにしてください。また1日に何度も入浴やシャワーを浴びると肌の本来必要な皮脂まで洗い流してしまうことになり、かえって肌を痛めてしまい、アトピーの症状を悪化させて、よけいかゆくなってしまうこともあるので、1日に何度もシャワーや風呂に入らないように気を付けてください。
かき癖
アトピーの人がかゆいときにかいてしまうのは当然ですが、かゆくないけどかいてしまうこともあります。精神的なストレスがたまると、かゆくなくてもかいてしまったりします。代表的な例はストレスがたまり、息詰まると頭を無意識の内に掻き毟ってしまったりします。これと同じようにストレスがたまると、肌を無意識にかいてしまったりします。
そして、アトピーの人はかくことが癖になってしまい、かゆくなくても無意識にかいてしまったりします。肌をかくことにより、安心したり、満足感が得られたりします。
アトピーで痒いときの対処法まとめ
アトピーでかゆい時は
冷やす。
気を紛らわすために楽しいことをする。
爪を立てて強くかかない。