アトピーでもネイルはできるの?

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爪でかくと肌を刺激してしまう

neiru
アトピーによる肌の痒みは、実は刺激性と密接な関連性があります。できるだけ刺激を抑える事が、大切なポイントになってくる訳です。それゆえに痒みを何とかしたいと思う人々は、ネイルを検討する場合があります。

そもそも爪の先は、かなり鋭い事は間違いありません。それでアトピーで肌が痒くなってしまった時には、つい掻きたくなるでしょう。掻く事はあまり良くないのですが、それでも痒み度合いが著しい時などは、勝手に手が動いて掻いてしまう場合があります。

もちろん無闇にかいてしまいますと、肌の表面に対しては悪影響があります。ただでさえ肌が痒いにもかかわらず、むやみに刺激を与えてしまえば、症状がエスカレートするケースが殆どです。

このため爪の先を手入れする事が、実は大切なポイントになります。そもそも爪先が非常に鋭ければ、肌の表面に傷が付いてしまうでしょう。それでは痒みの程度がさらに強くなってしまいます。

アトピーでもネイル

アトピーがあるとついついおしゃれをすることに躊躇することがありますよね。今では女性の多くが行っているネイルなどもアトピーがあるから私には無理かなと試せずにいる方も多いと思います。

アトピーだからネイルはできない、と思っている方も結構多いんですが、実際にネイルをしてみてアトピーが改善したという方も意外と多いんですよ。遠ざけていた人からするとアトピーでもネイルはできるの?といった純粋な驚きがありますよね。

アトピーの方がネイルをして改善したという声にはいくつか共通点があります。それはアトピーの天敵である爪をケアしてあげるということです。

アトピーはストレスやアレルギーが原因になり発症しますが、痒みが我慢できず引っ搔いてしまい傷がさらに広がり炎症がずっと続くというのが長引く原因でもあり一番厄介な状況です。つまり、この炎症を引きずってしまう原因の「爪の引っ掻き」を軽減させる効果がネイルにはあるのではないかということなんですね。

ネイルの中でもアトピーの方に適しているのはジェルネイルです。ジェルネイルは自爪をきれいにケアしてジェルを塗ることで爪に厚みを持たせます。

爪のとんがりをなくす

アトピーがあると引っ掻くからと爪を短くすることが多いですが、ネイルサロンでケアしてもらうことでよりきれいにできるんです。爪の尖った部分を残さず肌に当たる触り心地を優しくすることで引っ掻いても傷が残りにくくなるんですね。

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また、ジェルネイルを塗ることで爪の先端の厚みが増します。厚みがあることで爪に丸みが出来、肌に傷がつきにくくなります。細くて尖ったものと太くて丸いもので触るのとでは感触が違うのと同じ原理です。さらにジェルネイルでは爪の先端部分までしっかりジェルでコーティングされるので爪本来よりも肌当たりはかなり柔らかいです。

つまりネイルでアトピーが改善したというのは、引っ掻いてできてしまう傷を少なくすることで肌の負担を減らせるということなんですね。他にも、おしゃれをすることで気分転換になり、気持ちが明るくなってストレスが減ったり。ネイルをすることで爪を意識することが増え、自然と引っ掻く動作が減ったり。

もちろんジェルネイル自体が体と合う合わないということも中にはあるので、気になる方は事前にアトピーに関してネイリストをしっかり相談をした方が良いです。

そもそもジェルネイルは、化学物質を用いている事だけは間違いありません。それで人によっては、特定の化学成分と皮膚との相性があまり良くありません。つまり皮膚が、化学成分に反応してしまう訳です。当然それでは、アトピーの症状が強くなってしまうでしょう。

結局ジェルネイルでアトピーを何とかしたいと考えるならば、まずアレルギー確認だけは欠かせません。きちんとパッチテストなども受けた上で、無難なネイルを心がける方が良いでしょう。ジェルネイルには、それなりのリスクがある事は知っておいた方が良いです。

いかがでしたか?アトピーだからネイルはしたことがない、という方は意外とネイルをしているアトピー持ちさんもいるということを知っておいてもいいでしょう。上手く使えば肌の調子が改善することもあるかもしれません。おしゃれもできてアトピー改善もできるととても嬉しいですね。
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