アトピーに消毒
アトピーによる痒みに対しては、消毒などは一定の効果は期待できます。具体的には、黄色ブドウ球菌などが関わってきます。もともと人間の体付近に常駐する菌類の1つなのですが、それがアトピーによる痒みを悪化してしまう事が多いのです。
特に子どもなどは、その菌類が多くなる傾向があります。免疫力が下がってしまっている子どもなどは、大人と比べると菌類が多く繁殖してしまうからです。それで消毒などは、その常駐菌に対しては一定の力を発揮してくれます。
エタノールや酸性水など様々な手段はあるのですが、それを肌の表面に塗ってあげる事で、症状が緩和される事例は確かにあります。他にも薬品だけでなく、温泉や塩水なども一定の効果は期待できるのです。塗り方ですが、多少は希釈してあげると良いでしょう。原液でもそれなりの効果を発揮してくれますが、肌がデリケートな方々などは、かえって痒みが強くなってしまう事もあります。
原液の刺激が強すぎるからです。それよりはむしろ薄めてあげる方が、効果も発揮されやすくなるでしょう。ただ気をつけなければならない点もあります。確かに殺菌をしてあげれば、黄色ブドウ球菌などは死滅してくれます。ところが、やはり薬剤による刺激などは軽視できないのです。肌の表面部分にも悪い影響を与えてしまう事はあります。
かえってアトピーが悪化
それで却って痒みが悪化するケースも、しばしば見られます。このため殺菌の為に薬剤を用いたら、必ず洗い流しをするべきでしょう。放置をしておくと肌に対する刺激が強くなってしまい、痒みが更に悪化する可能性があります。それと分量なども要注意です。デリケートな肌などは、ホルモンに関するバランスが崩れてしまう事もあります。
それで一部の消毒薬などは、そのバランスを崩してしまう確率が高い事もあります。ですので消毒薬を用いるにしても、適正な製品を選ぶのも大切でしょう。また子どもに対して消毒薬を用いる時には、時には気をそらすことも大切です。子どもが薬剤を強く意識してしまうと、それだけ大きなストレスを抱えてしまい、かえって痒みが強くなってしまう事もあります。
それよりは楽しい話をしてあげたり、何かを食べさせてあげる事で、子どもの気持ちをそらせてあげると良いでしょう。それだけでも薬剤による悪影響が、だいぶ緩和される傾向があります。もちろん消毒の為の製品も、色々なタイプがあります。それぞれの製品によって力の大きさも異なりますので、口コミなどを参考にして最適な物を選ぶと良いでしょう。