アトピー克服サイト

アトピーに苦しんだ思い出

寝ている間に掻き毟る


私は小さい頃から中学卒業まで酷いアトピーに悩まされました。アトピーは見た目がとても気になります。「かぶれ」だけでも嫌ですが、酷くなると「肌がぐちゅぐちゅ」してきてしまうのです。誰かに注目されるのが嫌で、外出時は常にサポーターでかくしていました。それでも隠せない場所もあったので、本当に嫌でした。

そして一番辛かったのはその「かゆさ」です。他のことに集中できなくなるくらいに痒くなります。「かきむしりたい!」という気持ちを抑えるのは大変でした。起きている間はまだ頑張って我慢できても、寝ている間に無意識にかいてしまうのは止めることができませんでした。

サポーターをして寝ても、いつの間にかサポーターをはずしていることも珍しくはありませんでした。朝起きたら血が出てしまっていたり、そのひっかき傷から「とびひ」となって他の箇所にうつってしまったりしていました。無意識にしてしまっていたことなのに、毎朝母親にそのこと怒られるのも理不尽に感じ嫌でしたし、傷が悪化していくのもストレスでした。

アトピーになってしまう原因は「生まれつき」で、特に原因のないこともあります。生まれつきでない場合の原因は幼児の頃は「食品」のことが多いですが、それ以後の年齢では一番多いのが「ダニ・ハウスダスト・カビ」だと言われています。私は幼児の頃はアトピーではなかったので、「生まれつき」か「ダニ・ハウスダスト・カビ」などが原因だったと思います。

一度なってしまうと汗や乾燥など普段の生活で避けることのできないことで悪化してしまうので、中々よくならず苦しみました。よくなったと思ったら悪化し、またよくなり悪化し、というのをずっと繰り返しとてもストレスでした。私は小さい頃からスポーツクラブに入っていたので、毎日汗をかく度にかゆくてかゆくて大変でした。

保湿と清潔

アトピーは顔・腕・首・脚などあらゆる部位に出てきますが、私が酷かったのは首・肘裏・ひざ裏でした。汗や汚れが溜まりやすいところが特に悪化したのだと思います。関節裏は常に伸ばしておくわけにもいかず、曲げている時はさらに痒みが増したのを覚えています。
アトピーを改善するには「保湿すること」「清潔にすること」が一番大切だと言われています。

保湿は通っていた病院でもらっていた薬で対処していました。この薬を塗ると少し痒みも緩和されたように思います。清潔にすることも意識していましたが、学校にいる間は難しくもありました。とても苦しめられたアトピーですが、中学卒業するころになると自然に治っていきました。今は完全に完治し安心しています。ただ、アトピーが酷かった肘裏はいまだに黒ずんだ痕が残っています。

私はもうすぐ子供が生まれるので、子供に同じ思いをさせないために家の掃除を徹底しています。「生まれつき」アトピーを持ってきてしまったら仕方ないですが、「ダニ・ハウスダスト・カビ」が原因のアトピーにはさせたくありません。
<この記事はアトピーの方の体験談です>

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