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アトピーの最終段階!辛い紅皮症を乗り切るためのポイント

アトピー紅皮症


紅皮症という皮膚の症状をご存知ですか?一般の人には縁が無い名前のため、どのような状態なのかわからないと思います。しかし実はアトピーに悩む人にとっては誰しもがなる可能性がある辛い症状なのです。

紅皮症は文字通り、皮膚が真っ赤になってしまうこと。普通、皮膚の湿疹で「赤くなる」というと荒れている部分だけが赤くなってしまう状態をイメージしますが、紅皮症は全身がまんべんなく真っ赤に変化してしまうのです。これはアトピーに限らずいろいろな皮膚病変の「最終形態」とも言われ、治療は難しいと考えられています。

しかし重度のアトピーの人や、脱ステロイド治療に取り組んでいる人にとっては紅皮症は割と一般的な症状です。手の平・足の裏以外の皮膚が、境目なく赤くなってしまったことはありませんか?その時に皮膚科に行くと「紅皮症」と診断されるでしょう。また紅皮症は激しいかゆみを伴うため、全身がかゆくて眠れないなどの生活への支障も出てしまいます。

仕事や学校に行けない、寝たきりになってしまうという重い時期を経験する場合もあるでしょう。その際は家族や周囲の人の理解と手助けが必要になります。

紅皮症を改善するには

治療方法としては、全身にステロイド外用薬を塗るというものがあります。入院している場合などは特に全身に塗られてしまうかも知れません。しかしステロイドはいわゆる対症療法でしかなく、いったん落ち着いた後は副作用でもっと苦しむ可能性もあるため、主治医としっかり相談をして使う必要があります。またステロイドを使わずアトピーを治そうとしている人にとっては、そもそも紅皮症の治療法はありません。辛い時期もあるかと思いますが忍耐も必要です。

自分の体が真っ赤になってしまうのを見ると絶望してしまい、鏡を見たりすることも嫌になってしまうでしょう。しかし時間はかかっても皮膚の自然治癒が進むとだんだん赤みは治まっていきます。自分の体がゆっくりと回復していくのを待ってあげましょう。

そのため規則正しい生活や、アトピー改善に良いとされる食生活に気を配ることが大切です。肌の状態が少し良くなったら運動もすることをおすすめします。あまり動かない時期が長いと血流も悪くなり、皮膚の回復は遅れてしまいます。汗をかくことよりも、体の血行を良くすることを目指しましょう。部屋でストレッチやヨガをするのもいいですね。このように紅皮症だけに目を向けず、アトピーが治るにしたがって一緒に赤みも取れていくことを信じて、治療に取り組むようにしましょう。
<この記事はアトピーの方の体験談です>

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