小学生低学年からアトピーに
私は小学校低学年の時からアトピーになりました。もともとアレルギー体質で喘息もあり、身体がかゆい時が続き病院へ行ったところアトピーと診断されました。
私の場合、運動をして汗をかくと膝の裏と肘の裏が猛烈に痒くなり掻いてしまい、掻いた部分がブツブツになって痛みを伴うのです。学校の体育の時間は最悪でした。半そで短パンになって体育をするのですが足にブツブツがあったり、首も痒いんで掻いたところが色素沈殿を起こし茶色っぽく変色していたのでよく友達にからかわれました。
寝ている時も無意識に掻いてしまうので、隣で寝ている母親がいつも私の手を押さえてくれていたようです。この時に母親が見つけてくれた薬は細長い筒状の入れ物に入ったUFOの柄が入った怪しい粉薬でした。毎朝それを食後に飲んでいました。とても苦かった思い出があります。効果は残念ながらあまりなかったです。
病院でもらえる薬は主に塗り薬でお風呂上がり3分以内に塗る薬がありましたが、お風呂上がり3分以内は以外と短いです。その保湿クリームとあとはステロイドの塗り薬です。寝る前にそれを塗り更にその上からサランラップを巻きつけてからの就寝です。夏はサランラップが暑くて苦しかったです。サランラップを巻いて寝ると蒸れるんですが傷の治りが早くてとても効果があったように思います。
体中にかさぶた
身体が全体が痒くなる時期があり、その時は体中かさぶただらけになりました。私が使用しているベッドはいつも血だらけになっていました。母親がよく私のシーツを洗濯してくれました。お風呂に入る時は痒みを抑えるために熱いお風呂に浸かりました。そうしないと自分の気が済まないからです。
足先からゆっくりお湯に浸けていき、掻きすぎて痛くなった部分は手で押さえてゆっくり浸かり、浸かり終わったら手を徐々に離してお湯に慣れさせるといった入浴方法をしていました。ある日学校で私の物まねをしている人を見ました。もちろん身体を掻くまねです。とてもショックを受けました。できるだけ痒くても身体を掻くんじゃなくて痒い部分を叩いたりして痒みをごまかしつつ日々を過ごします。
家で痒くて我慢出来ない時はまだ小さい妹に平手打ちをよくしてもらっていました。傍から見ると異様な光景です。食べ物にも気を使い、インスタント麺が大好きだったのですが身体に悪いとのことで1週間に1回だけになり野菜中心の生活が始まりました。体質改善が一番アトピーに効くみたいです。成人になった今でも暑い夏になるとあせもからアトピーみたいになります。その時も今まで通りの対策をしてこれからもアトピーと一緒に人生を歩んで行くしかなさそうです。
<この記事はアトピーの方の体験談です>
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