アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは簡単に言うと炎症を伴う皮膚のアレルギー反応のことです。とにかく皮膚がかゆくなってしまうというのがこの疾患の特徴であり、多くは子供の頃に発症し完治はほぼ不可能なので大抵の場合一生付き合っていくことになります。私は小学生低学年の頃に発症し、今現在もこの疾患に悩まされ続けています。
アトピーはかゆみが局部的ではなく体全体に及ぶことも多く、私の場合は全身が常にかゆいです。また、一度掻いてしまうとかゆみがさらに強くなり、また掻いてしまうさらに強くなり…という悪循環のせいで症状が悪化していきます。ガマンすればいいのでは?とお思いかもしれませんが、大人でも我慢出来ないほどのかゆみであり、それがこどもの頃となればなおさらということは想像に難くないと思います。
先程も書いたとおり多くの患者は幼少期に発症するため、かゆみに耐え切れずボリボリ掻いてしまい重症化するケースが多々見られます。顔を筆頭に外に見える部位に発症してしまうと重症化するととてもつらいものがあります。また、アトピー患者がもっとも危惧すべきなものは汗です。
基本的にアトピー性皮膚炎には、汗をかいた場所、かきやすい場所がよりかゆくなるという性質があります。ですので関節の部分を中心に痒みが強くなり、脇、下腹部、股、首などの部位は夏場など特にケアしておかないと大変なことになってしまいます。私の場合は太っていたので関節部位があせものようになることが多く、ベビーパウダーを塗ってなんとかやり過ごしていました。
一方で、痩せると症状が少し改善したため、太っていてアトピー性皮膚炎にお悩みの方は痩せてみるといいかもしれませんね。
熱いシャワーが・・・
次の大敵は熱いお湯などの刺激物です。アトピー性皮膚炎はとにかく刺激物に弱く、熱いシャワーなどを患部に当てるとかゆみが倍増します。しかし実はアトピー部位に熱いシャワーを当てると、熱さとかゆみとが合わさってありえないほど気持ちいいのでついついやってしまいがちなのです。
後には地獄が待っていますので絶対にやらないようにしましょうね。あと、タオルなどでゴシゴシ洗うこともダメだと病院で言われました。とにかく患部に刺激をあたえないようにすると、かゆみの強さもへっていくようです。結論として、アトピーと上手くやっていくにはステロイド外用薬という薬を毎日地道に塗っていくしかないのです。これが部位が広いと結構だるくて、毎日なのでかなり嫌になってきます。そして、命に関わるわけでもないので、中途半端にやめてしまいまたぶり返すという、負のスパイラルから中々抜け出せずにいるのです。