海水浴は効果があるのか?
夏に海水浴に行ってアトピーの症状が改善されたという方がいますがこれはなぜでしょうか?
海水の塩分がアトピーで傷んだ肌にしみて、痛みがありそうですが、はたして海水浴はアトピー改善に効果があるのでしょうか?海水がアトピー改善に効果があるとされているのは、海水に含まれる塩分によるところが大きいです。塩分には殺菌作用があり、海水に含まれる塩分が殺菌するためアトピーにいい効果があります。
人間の皮膚には菌が存在しています。皮膚に菌が付着していると聞くと、なにか気持ちが悪いというか、悪いことのように感じてしまいますが、本来人間の肌には、必要な菌があり、常に肌に菌が付着しています。このように常に肌に付着している菌のことを皮膚常在菌といいます。
肌に常在する菌
そもそも菌とはなんなのでしょうか?菌というのは微生物のことです。菌といば、ビフィズス菌や、ピロリ菌、納豆菌などが有名ですが、菌にはいろいろあり、ものすごい数の菌が存在していて、人間の体にも多くの菌が存在しています。人間の体にいい働きをする菌を善玉菌といい、逆に悪い働きをする菌を悪玉菌といいます。
肌には皮膚常在菌が約1兆個も住んでいます。皮膚常在菌にも善玉菌と悪玉菌そして、そのときの状況によって肌にいい効果をもたらしたり、悪い効果をもたらしたりする日和見菌(ひよりきん)がありあます。
善玉菌としてあげられるのは表皮ブドウ球菌です。この菌は汗や皮脂を食べて、脂肪酸やグリセリンに分解してくれることにより、肌に保湿を与えてくれたりして肌を健康的な状態にしてくれます。
一方悪玉菌としてしられているのが、黄色ブドウ球菌です。この菌は食中毒の菌として有名ですが、肌にも住んでいて増えすぎると肌荒れを起こしたりかゆみを引き起こします。この菌はアルカリ性になると元気になります。そしてアトピーの人の肌にはこの菌が多いようです。
日和見菌として知られているのが、アクネ菌です。この菌は状況によっていい効果をもたらしたり、状況が悪くなるとニキビの原因になったりして悪さをします。
海水浴に行き、海水につかると、塩分による殺菌効果により、悪玉菌である黄色ブドウ球菌が減るのでアトピーの症状が緩和されることがあります。
海水による殺菌効果の他にも、海水に含まれるミネラルがアトピーの症状改善に効果があるようです。そして海水浴に行くと当然ですが、日光にあたります。日光にあたるのはいい面と悪い面があります。紫外線は治療で使用されることもあり、日光にあたるのは有効に働く一面がありますが、紫外線はいいことばかりではなく、肌にとって悪いこともあるので注意が必要です。
紫外線が肌に与える影響
紫外線を浴びると肌は、しわやシミができたりして老化します。肌が老化する7割~9割は紫外線が原因といわれています。ちなみに日焼けをすると肌が黒くなりますが、それは肌内部でメラニン色素を生成するためこれが黒く見えます。
黒くなってもターンオーバー(肌の新陳代謝)をすることにより、黒いところが少しづつ押し上げられ、やがて剥がれ落ちます。そうすることにより黒くなったところがなくなります。このターンオーバーによりアトピーで黒くなった色素沈殿がやがて薄れてきます。
このようにアトピーにとって紫外線は、治療で使われている一方で、肌を老化させてしまったり、乾燥させてしまうため、いいとも悪いともいえないものです。もちろん長時間強い日差しにあたるのは、アトピーではなくても肌にはよくないので注意してください。
やはり夏に泳ぐというのは子供にとって楽しみだと思います。ではプールはどうなのでしょうか?プールには消毒のため塩素が入っています。この塩素はアトピーにはよくありません。ですが、プールをあがってすぐにシャワーを浴びてしっかり塩素を落とせばそれほど問題はないようです。
海水浴とアトピーのまとめ
海水浴に行ったらアトピーの症状が改善されたという人がいる一方で、逆に症状が悪化する人もいるようです。海水に含まれる塩分やミネラルがアトピーに効果があると同時に、海水に含まれる成分が肌を刺激してしまい悪化さえてしまうこともあるようです。
また紫外線治療がある一方で、日焼けをすることにより肌に悪影響があります。ですので、海水浴は人によっていい効果が現れる人と、症状が悪化する人がいるので、様子を見ながらやっていくしかなさそうです。
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