体をゴシゴシ洗いすぎてはいけないアトピー
〈注目記事〉アトピー肌用の入浴剤を実際に試した感想。実際どうなの?ガサガサしたアトピー独特の皮膚感
私は子供が生まれるまでは、アトピーとは無縁の生活を送っていました。ただ、小学校の時もアトピーの友達は必ずいたので、アトピーは大変だというイメージだけは持っていました。子供を出産した直後から、子供の肌が赤みを帯びガサガサだったのでアトピーを疑いました。生後間もなく皮膚科を受診するとアトピーではなく、乳児湿疹という診断をされました。
ステロイドをたくさん処方され、ステロイドの知識もあまりないまま不安を抱えていました。生後数か月たっても改善されるどころか、症状は悪化していたので、ステロイドを使い続けることへの不安もあったため、小児科を受診しました。小児科では、ステロイドを使っても改善がみられないことからアトピーを診断されました。アトピーは両親からの遺伝が大きな要因となるため、両親のアレルギー歴についてもきかれました。
アトピーの診断を受けてからは、皮膚を清潔に保つように心がけました。入浴はしっかりさせて、肌も石けんでしっかり洗っていました。とくにひじの内側や首回りなどはこするように洗っていました。ところが、ガサガサしたアトピー独特の皮膚感とかゆみは全く収まらない様子でした。
洗いすぎはダメ
ある日、テレビでアトピー特集を放送していたため何気なくみていました。そこにはアトピーを専門にしている医師が出て話をしていました。その内容は、驚くものでした。「皮膚は洗いすぎてはいけないため、シャワー程度でこすらないこと。石けんをつけてこすり洗いをするのは2週間に一度程度でもよい。」と言っていたのです。
私は、毎日石けんで洗い、入浴もしっかりさせていました。アトピーの子を持つ親は、肌を常に清潔にしなくてはならないとおもい、普通の肌よりも丁寧に洗いがちです。しかし、それでは肌に必要な油分も洗い流してしまいガサガサ肌が治らないのです。洗いすぎず、肌自身がもつバリア能力を強くしていくことが大切なのです。
それからというもの、入浴方法は一変しました。湯船の入浴はぬるめで短時間ですまし、肌を石けんで洗うのは一日おきにしました。汗が残っていると肌が刺激されてしまうため、毎日シャワーで肌をしっかり流して洗うことはしました。ただ、石鹸と綿タオルでこすり洗いする回数を半分に減らしたのです。
結果、アトピーはよくなってきました。年齢があがってきて、肌自体が強くなってきたことも大きな要因です。ただ、アトピーは神経質になりすぎてこすり洗いをし過ぎることは逆効果なのです。
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