ドラム缶１本のアトピーの薬

doramukann

中学入学直前で治りました

私は今年42歳になります。今でこそ肌の体質が強くなったこと、そしてこれからご紹介するような対策で症状はほとんどなくなりましたが、アトピー性皮膚炎で悩まされていました。実際に悩まされたのは中学入学直後あたりまでです。

アトピー性皮膚炎の症状が出ていたのは普段見えないところで臀部が一番ひどかった状況でした。幸か不幸か顔やひじ、膝の裏といったところには症状が出ていませんでした。しかし、冬場になって日が当たらなくなるともちろん、こうした部位にも臀部と同じように症状は軽いもののでていたことはいうまでもありません。

そして、もっともひどかった臀部に関してはかなりひどい状況でした。とにかくかゆいことが一番の悩みでかきむしって、かきむしってという繰り返しで常にパンツは血だらけでした。おして、膿まで出てくる状況。

皮膚科に行って、今でも忘れられない先生のひどい叱咤激励の言葉があります。それは「ドラム缶1本処方しても治らないわ」という一言。これは小学生ながらにかなり傷つきました。親も横出落ちこんでいたことを今でも覚えています。私の場合は卵と豚肉、牛乳がよくないという診断を受けていました。

とはいえ、アレルギー症状が極端に出るのではなく、肌に良くないというだけで今考えるとあまり気にしないで口にしていたような気がします。そして、一つだけ明らかなのは、日光に当てること、さらには海水に浸すことで一気に症状は改善していました。夏場にはですからいつもアトピー性皮膚炎の症状はほぼないといったほうが良いくらいでした。

必要以上の脂分を落とさない

こうした繰り返しを子供のころは経験しました。中学生に入ったころにはあまり問題なくなり、一番課題であった臀部もおさまりました。逆に30歳を超えたころから冬場のあれはだがひどくなりました。皮膚科に見てもらうとアトピー性皮膚炎とは診断されませんでしたが、やはりアレルギーがあって冬場に関しては体の必要以上の脂分を落とさないこと、体がかゆくなる新陳代謝が上がるようなからいものやアルコールは控えたほうが良いことを指摘されています。

これは数年たった今でも同じことです。アトピー性皮膚炎そのものはなおったものの本当に肌の体質が改善されたかといえばまだまだそんなことはないようです。これからも自分の肌が弱いということを認識して、いかに体質を上げるのか、そして症状を抑えるのかをしっかり考えて生活していくことが必要です。
＜この記事はアトピーの方の体験談です＞