アトピーにどくだみ茶

dokudami

肘の内側や膝の裏、首、顔が赤くはれてかゆくなる

私は幼稚園の頃からアトピーでした。肘の内側や膝の裏、首、顔が赤くはれて痒くなりました。中学生頃まで皮膚科へ通院してステロイドや保湿剤を塗っていました。中学の部活で運動するようになってからはしだいにマシになってきました。相変わらず肌は弱くて、ちょっとした刺激で痒くなりましたが、慢性的なアトピーの症状ではなくなりました。

ところが大人になって就職をした頃、ある日首が痒くなりました。引っ掻くと血と滲出液が出て変な匂いがします。アトピーの症状でした。しだいに顔も痒くなり、赤くただれました。子供の頃は肘の内側や膝の裏がひどかったのですが、その時は首と顔だけでした。仕事に行く時に化粧をしなければならないので、顔に出てるのは困りました。

化粧品の刺激でも痒くなります。子供の頃のように皮膚科に通うようになりました。ステロイドを塗って、その上から化粧をしました。べとべとして気持ちが悪く、余計に痒くなるような気がしました。ある時、「ステロイドを塗り続けると、肌が象の皮膚のように硬くなる」というアトピーの体験談を読みました。顔が象のようにゴツゴツするなんて嫌です。

それに薬を塗っていても一向に良くなりません。薬を塗って一旦は良くなるのですが、すぐ痒くなって赤くなります。ぶり返しがひどかったです。皮膚科の医師が言うには、「ステロイド軟こうを塗って良くなってきたら徐々に成分を薄くしていって、最後はステロイドがなくても丈夫な皮膚になる。」という説明でしたが、実際はぶり返すたびに以前の薬では効かなくなって薬がどんどん強いステロイドになっていきました。

どくだみ茶を飲みました

これではいけないと思い、皮膚科に通うのをやめてステロイドもやめました。代わりに、漢方薬局で買った「どくだみ茶」を飲むことにしました。中学の時に運動して汗をかいたらアトピーが良くなったことを思い出し、体の中の悪いものを出すのがいいと考えました。思えば、就職をしてからは忙しくて運動もせず食べたいものを食べているといった感じでした。不健康な生活が体に毒素を貯めてしまい、皮膚に現れたのかもしれないです。どくだみ茶はデトックス効果があり、体の中がキレイになるとのことでした。

毎日どくだみ茶を飲み、お風呂に長時間浸かってデトックスを試みました。最初はステロイドの離脱症状で痒みが皮膚の状態が悪化し、滲出液で体中がべとべとするほどでしたが、１か月、２か月経つうちに滲出液が乾燥して、赤みがうっすらしてきました。
今でも肌が弱いという体質は治らないですが、少なくとも体の中をキレイに保ることで、体も皮膚の状態もだいぶ変わるのだというのが実感です。
＜この記事はアトピーの方の体験談です＞