アトピー軟膏とクリームの使い分け
〈注目記事〉アトピー肌用の入浴剤を実際に試した感想。実際どうなの?なぜか家族で私だけ
物心ついた頃から顔部分を除く体全ての部分に中程度のアトピー性皮膚炎症状があり、ステロイドとは切っても切れない生活を送ってきました。私以外の家族は皆健康な肌なのに、何故私だけと思春期の頃はかなり悩みましたね。乳児の頃にアトピーを発症する人は多くいますが、その半分以上が思春期までには改善していきます。
それでも改善されないタイプの人が大人になってもアトピー症状が続き、いわゆる一生のお付き合いが必要な人も少なくありません。アトピー症状を抑えるためには飲み薬と塗り薬のどちらか、または両方の使用が有効です。言わずもがな、発疹が出来た部分を「掻く」ことによって悪化するわけですから、この痒みを止めることが何よりも最優先の治療になるわけですね。
私も子供の頃はあまりの痒さに分かっていてもどうしても掻くことを止められず、母に手袋を付けさせられたことがあります。症状が落ち着いてくれば痒みは当然和らぐので、自分に合った薬と出会うことも大切ですね。アトピー性皮膚炎の飲み薬は花粉症時に出されるお薬と似ていて、「アレルギー剤」になります。
体内で炎症を広げるアレルギー物質を抑え込み、それにより悪化してしまう痒みを止めてくれます。症状にもよりますが、私の場合は一日一回、就寝前に服用するタイプの薬が長い間処方されていました。実際これを飲むことで気分的にも随分楽になり、無意識に体中をかきむしるといったことも少なくなったように感じます。
軟膏のべたつきが・・・
塗り薬は軟膏タイプのものとクリームタイプのものがありますが、軟膏の方が簡単には落ちにくくより長時間効果を発揮してくれるので、私は大抵こちらを選んでいました。軟膏の難点といえばやはりそのベタつきで、特に夏などはその使用感がどうしても気になります。なので日中はクリーム、夜は軟膏といった具合に使い分けることもありましたね。
アトピーの薬と一言でいっても当然一種類ではなく、タイプや強度によって様々な段階に分類されます。自分の症状に合ったものと一度で出会うことは難しく、何度も「試用」を重ねることが必要になります。実際私もかかりつけ医と薬の成分表を見ながら相談し、体の右半分はこの薬、左半分はこの薬を一週間使ってみて効果を報告するといった治療を何度も重ねてきました。
しかしやっと相性の良い薬と出会えたとしても体調の変化や体の慣れによって効かなくなることも多くありますので、やはり定期的にかかりつけ医と相談することが必要です。そう考えると、やはり大人のアトピーというのは「一生のお付き合い」なのだなと実感しますね。気温の変化やストレスによっても大きく症状が変化するアトピーは、自分にベストな状態を知りそれを保つこともとても重要です。
私の場合、夏気温が高くなると症状が悪化する傾向が強く、特に日中は保冷剤等で血管の太い部分を冷やし、体温を上げすぎないよう気を付けています。月に一度病院へ通うのは億劫だと感じることもありますが、心身共に健やかな自分を保つためにも地道なお付き合いをしていきたいですね。
<この記事はアトピーの方の体験談です>
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