アトピー克服サイト

アトピーに私の最終兵器

20歳でアトピーが良くなりました

私は軽度のアトピーを患っています。普段は全くと言っていいほどその症状は出ず、皮膚科にももう長く通っていません。私のアトピーは、祖母、そして母からの遺伝です。症状はひざの裏側の発疹と赤み、そして強い痒みです。掻けば酷くなり、発疹が破れ血が出た後や、浅いひっかき傷から粘液が浸み出し、それが固まってかさぶたもできます。

でもここまで酷い症状は、痒さを我慢できなかった幼少期だけで、10代半ばくらいからはアトピーと向き合い、その痒さに耐える理性が強くなりました。20歳を迎えた頃には慢性的な症状は出なくなり、ずいぶんと日常生活も楽になりました。しかし今でも油断をすると症状が出てしまう時期があります。

それは梅雨から秋にかけての気温の高い頃です。この時期はジメジメ、ムシムシとした外気や、空調による乾燥と冷え、強い紫外線などが刺激になり、アトピーが再発しやすくなるのです。特に特に気を付けなければならないのが、「汗」と「紫外線」です。私のアトピーで一番症状が出やすいひざ裏は、夏、よく汗をかきます。

椅子に腰かけたり、床に座ったりして足をおると、ひざ裏が密着して汗が溜まってしまうのが原因かと思います。汗をかいたという意識も無いのですが、しばらくすると突然痒みが出てくるのです。そこで掻いてしまうともうダメです。一度でも掻いてしまうと、発疹部位は広がり、痒みもさらに増し、我慢できなくなってしまうのです。

アトピーでかゆみがでたら

痒みが出たら、まず汗を水で洗い流します。この時こすったり、シャワーの強い圧力をかけないように注意します。手のひらにためた水を、ひたひたと当てる程度です。良く泡立てた石鹸も使います。タオルもふんわりと当てて、1回の接触で済むようにしっかりと肌の水分を吸わせます。痒みが酷く、ほてりを感じるときはガーゼに包んだ保冷剤で感覚をマヒさせるのも効果的です。

それでも痒いとき、私の最終兵器はバンテージです(効果には個人差があります)。関節用のバンテージをはめることで、掻きたいけど掻けない状態にするのです。ギュッと押さえつけることで、不思議と痒みが軽くなります。見た目が悪いので、外に出るときはできませんが、夜、無意識のうちに掻いてしまうことを防ぐことができます。紫外線対策も忘れないようにしています。

紫外線アレルギーも持っている私は、その炎症によって免疫バランスが崩れ、アトピーが触発されてしまう不安があるからです。肌に刺激になりうる日焼け止めは塗りたくないので、パンツスタイルで外出するなどしています。
<この記事はアトピーの方の体験談です>

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