大学生になるころにはだいぶよくなっていました
妊娠・出産って、女性なら誰しもが嬉しい人生のイベントですよね。でも、私の場合は、幸せだけれど辛い日常が再びはじまる契機となりました。
もともと高校生ぐらいまで、顔が赤くなったり、肘膝の裏や首などにアトピーがめていました。アトピーとしては、かなりひどく、毎晩眠れないほどの痒みと、かきむしったことによる皮膚のダメージで、ぐちゃぐちゃになるほどでした。学会も一時期通えなくなるぐらいでしたが、運良く、割りとまともな皮膚科に出会い、大学に入る頃には、見た目にはアトピーとわからないぐらい良くなっていました。
まぁ、もちろんアトピーの標準治療であるステロイドは使いましたし、プロトピックも使いました。社会人になるころには、ほぼ脱ステロイドできて、凄く調子よかったんです。本当に。
妊娠でアトピー再発
恋愛して、結婚して……。そして、妊娠。子どもは欲しかったので、つわりさえ乗り越えれば楽しいマタニティライフだと舞い上がっていました。けれど、そんな私を待っていたのは、顔の赤みとからだ全身を襲う痒みでした。
特にひどかったのは顔に出てきた赤み。全体的に赤くなるのではなく、部分的に赤くなり、化粧では、隠しきれないほどの赤さ。皮膚科で相談しても、顔には強いステロイドは塗れないこと、また妊娠中はプロトピックもつかえないため、保湿ぐらいしか出きることはなく、私は見た目の悪さに出来るだけ外出を控えるようになり、そして、外に出るときは必ずマスクをして行くようになりました。
他人の目がつらくて、マタニティヨガやビクスに生きたかったんですが、それらに行ける心の余裕もなく、ほぼ出歩かないマタニティライフとなりました。おそらく鬱っぽくなっていたのかなと今振り替えると、そう思えます。だからなのか、助産師さんたちが、出産するとアトピーが軽くなることもあるよと声をかけてくれることが何回かありました。
こども産んで、アトピー治まった経験等をネットで検索したりして……。自分もそうなるといいなと毎日祈り、そして、ついに出産するときが来て、なんの問題もなくこどもを産み、そして、不馴れな子育てに挑戦する日々が幕を開けました。
アトピーは良くなるはずだと自分にマインドコントロールをかけていましたが、そう簡単に良くなるはずもなく、状況は変わらず、むしろ子育てのストレスも重なりひどくなる一方でした。今は少し良くなってきましたが、妊娠前の自分と比べると差がありすぎます。こどもにアトピーがでなかったことを救いとして、この難儀なアトピーと戦っていくしかないのだろうなと、諦めています。
アトピー持ちの女性の方。妊娠・出産のときには、アトピーの再燃に気を付けてきをつけてくださいね。
<この記事はアトピーの方の体験談です>
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