アトピーは2歳から
子どもは2歳の時にアトピーだと指摘を受けました。医師からはアレルギーの検査はまだ早いからしなくてもいいけれど、スキンケアには気を付けるように指導されました。時期的に夏は肌質は余り問題なく、冬になると乾燥が強いせいでアトピーがひどくなるということを繰り返しました。それでも冬にはスキンケアを行っていたので、顔と体はまだましでしたね。一番アトピー症状がひどかったのは、頭皮です。
ここはシャンプーを変えても保湿をしようとしても髪の毛に邪魔をされ、なかなか保湿がうまくいかず、結局掻き毟る、そして出血、というような症状を繰り返してしまいました。
アトピーにワセリンはどう?
アトピーの症状がひどい時には、ステロイドを塗るように指導され、わたしは手元に持っていましたが、ステロイドを使いすぎることもちょっと不安を持っていました。そのためにワセリンはどうかと考えたのです。でもこのワセリンを使用することに少し勘違いをしていました。ワセリンはそれ自体に保湿効果があるものだと思っていました。しかし、ワセリンには、保湿効果はないんですね。まず使用の際には保湿剤を使用してその上にワセリンを塗るのが効果的だそうです。でもわたしはそれを知らずにいたので、ワセリンを保湿の代わりとしてぬっていたのです。
またワセリンを塗ると、皮膚をカバーしてくれるのはいいのですが、皮膚呼吸にふたをすることになって、反対に皮膚に熱がこもってしまう。そして放散することが出来なくなるので、皮膚温が上昇し、体が痒くなるということをあとで知ったのです。
そういえばと思い当たることもありました。ワセリンをぬって体をかゆがるような気もしたのです。また私は全身を塗るようにしていたのです。それは全身の皮膚がふたをされて皮膚温が上がり相当かゆみがひどくなったと思います。子どもに対して申し訳ないことをしたなと感じています。
それに気が付いてから、わたしはワセリンの使用をやめました。そうすると、1週間もすると皮膚の状態がよくなったのです。私はインターネットで調べて自分で良かれと思ったことを実施したけれど、本当に大丈夫か、もっと調べてから子供に使用するべきだと思いました。
現在はワセリンを使用することはほとんどありません。アトピーが悪化したら、ステロイドを使用して症状を早めに抑えることを心掛けています。ステロイドについても、以前は恐怖心がありましたが、医師より正しく説明を受け今は恐怖心なく使用できるようになりました。
<この記事はアトピーの方の体験談です>
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